【事業名称】平成28年度|奈良県/生駒市
地方公共団体と連携したCO2排出削減促進事業
国民運動「COOL CHOICE」(賢い選択)を踏まえた事業の取組
自治体の紹介
人口約12万人を擁する生駒市は、奈良県の北西端に位置し、大阪の中心部まで電車で20分という交通の利便性を活かし、低層住宅を中心とした質の高い住宅都市として発展してきました。
大阪から奈良にかかる生駒山系に象徴される豊かな自然が居住地域に近接して存在し、利便性を有しながら豊かな緑に包まれている都市環境が大きな魅力となっています。
本市の最大の強みは高い市民力であり、全国で初めて市民団体が出資する地域新電力会社の設立に向けた取組を進めるなど、市民とともに、低炭素型住宅都市のモデルを目指しています。
まちのシンボル「生駒山」をバックに広がる住宅
http://www.city.ikoma.lg.jp/
事業の概要
【首長宣言】
住宅都市として、全国で唯一の環境モデル都市に選定されていることを踏まえ、太陽光発電などの再生可能エネルギーを生活に取り入れる人を増やすなど、民生部門におけるCO2排出量削減を目指す国民運動「COOL CHOICE」に賛同することを宣言しました。
【実施事業の内容・規模】
市民の出資により運営する市民共同太陽光発電所等から電力を調達し、市内の需要家へ供給する地域新電力事業開始に向けて、地域のエネルギーを選択することが、地球の未来のためのCOOL CHOICEにつながることを①~③の方法で普及啓発しました。
①環境シンポジウムの開催(参加者数:約200名)
②小中学生向け「環境啓発絵画」の募集(応募作品:324点、展示会開催:市内3会場)
③環境白書、小学生向け環境副読本「かんきょういこま」を用いた普及啓発(作成数:環境白書250部、かんきょういこま1400部)
【普及啓発の展開・COOL CHOICEの活用】
①環境シンポジウム 広報チラシ・ポスター、当日プログラムにロゴマークを掲載。シンポジウムの中で、COOL CHOICEについて紹介。
②小中学生向け「環境啓発絵画」の募集 募集テーマの一つを「COOL CHOICE」(賢い選択)~地球のためにできる身近な取り組み~に設定。「COOL CHOICE」を啓発フレーズに用いた多くの作品が集まりました。
③環境白書、小学生向け環境副読本「かんきょういこま」を用いた普及啓発 環境白書、かんきょういこまともに、冊子にロゴマークを掲載。かんきょういこまでは、2ページのコラムとして特集ページを組み、子どもたちが普段の生活の中で取り組みやすそうなCOOL CHOICEの具体例を紹介しました。
かんきょういこまに掲載したCOOL CHOICE特集ページ
環境シンポジウム 基調講演
環境啓発絵画 入賞作品の一部
- 総事業費
- 826,304 円
- 補助金額
- 640,000 円
事業実施にあたって工夫した点
・環境シンポジウムの開催にあたっては、メインタイトルを「地域新電力という選択」とし、「賢い選択」とかけた表現にすることで、COOL CHOICEにつなげて普及啓発を促進しやすい工夫をしました。
・小学生向けの環境副読本においては、COOL CHOICEを子ども達にも理解しやすい内容にするため、原稿作成時には、教育委員会とも連携しながら、特集ページの企画を実施しました。
担当窓口
- 都道府県
- 奈良県
- 地方公共団体名
- 生駒市
- 部・課・担当係
- 地域活力創生部 環境モデル都市推進課
【以下で他の事例を検索することができます】