【事業名称】平成28年度|青森県/青森市
地方公共団体と連携したCO2排出削減促進事業実施業務

国民運動「COOL CHOICE」(賢い選択)を踏まえた事業の取組


自治体の紹介

青森市は、平成17年4月に旧青森市と旧浪岡町が合併し、平成18年10月に青森県内で初めて誕生した中核市です。
青森県のほぼ中央に位置しており、北部は陸奥湾に面し、東部と南部は奥羽山脈の一部をなす東岳山地から八甲田連峰に、西部は梵珠山を含む津軽山地から津軽平野へ連なるなど、雄大な自然に囲まれています。
夏が短く冬が長い冷涼型の気候であり、特に冬は降雪量が多く、市全域が国の特別豪雪地帯に指定されています。また、824.61平方キロメートルに及ぶ広大な行政区域内には、青森県の県庁所在都市及び交通・行政・経済・文化の中心としての都市機能が集積しています。

三内丸山遺跡

青森市ホームページ
http://www.city.aomori.aomori.jp/


事業の概要

青森市は、交通の要衝地として物流で発展してきたまちであるとともに、市全域が国の特別豪雪地帯に指定されていることから、運輸部門及び民生家庭部門のCO2排出割合が高く、その要因の一つとなっている自動車運転への意識啓発が重要であるとの認識のもと、「エコドライブの環を広げよう」をキーワードに、主に地元メディア(新聞社・テレビ局)を活用しながら、知って・行動してもらうためのPR活動を展開し、市民や事業者へ身に付くCO2削減行動を定着させることで、市域の温室効果ガスの削減を図るとともに、「クールチョイス」の取組を広く周知することを目的に下記の事業を実施しました。

1. エコドライブ講習会の実施
【概 要】地元自動車教習所において、座学と実践で燃費向上の見える化を体感して頂き、即実践してもらうためのエコドライブ講習会を開催
【実施日時】平成29年1月27日(金)~29日(日)3日間 午前・午後の2回(1回当たり約3時間)、29日は午前のみ
【参集者・人数】一般市民、市職員(公用車運転する者、交通部所属バス運転手)、タクシー運転手、トラック運転手を対象に155人参加
【広報・周知活動】
①地元テレビ局(青森朝日放送)によるCM放映
②地元テレビ局(青森朝日放送)番組内での講習会告知
③市ホームページ、フェイスブック掲載
④地元FMラジオでの講習会告知
⑤チラシを作成し公共施設へ掲示

2. 地元スポーツチームとの連携
【概 要】より多くの賛同者の環を広げるために地元スポーツチームとタイアップし、クールチョイス普及啓発を実施(試合前に市長によるクールチョイスPR及び始球スロー、ハーフタイムにはブースター対抗のエコクイズの実施、会場にはエコドライブシミュレーターを体験することができる専用ブースを設置し、来場者へ賛同を募りました)
【実施日時】平成29年2月18日(土) 13時~21時
           2月19日(日) 13時~21時 ※ブースの設置のみ
【参集者・人数】一般市民(バスケットボール試合観戦者)約4,000人(2日間合計)
【広報・周知活動】
①地元テレビ局(青森朝日放送)によるCM放映
②市広報紙、ホームページ、フェイスブック掲載
③地元FMラジオでのイベント開催告知
④チラシを作成し、公共施設へ掲示

3. メディアの活用
【概 要】地元新聞社が有する会員向けコンテンツを活用しエコドライブを柱としたクールチョイスの普及啓発を実施した外、上記1、2の実施に際しテレビ広報・ラジオ広報など様々なメディア媒体を活用し広報活動を行いました。
【実施日・人数】
①平成29年2月16日(木)エコドライブ講習会とエコなインテリア講座実施
9人参加(女子マル会員)
②平成29年2月18日(土)青森ワッツホームゲームでの普及啓発への参加
18人参加(女子マル会員)
③平成29年2月24日(金)東奥日報社への全面広告(総括記事)掲載

青森ワッツにおける啓発活動①

青森ワッツにおける啓発活動②

青森ワッツにおける啓発活動③


総事業費
9,754,400 円
補助金額
9,754,000 円

事業実施にあたって工夫した点

■エコドライブを柱としたキャンペーン展開がメインではあるが、クールチョイスはエコドライブ以外にも様々な取組があるので、できるだけその他の取組も紹介できるように配慮しました。
例:①地元新聞社コンテンツとのコラボ企画では、エコドライブの座学を実施した後、実際にドライブ。目的地は、おしゃれな雑貨店。エコなインテリアグッズ等(カーテン・ブラインドなど)の紹介など。
②地元新聞社コンテンツとのコラボ企画では、バスケットボール試合の観戦ではウォームシェアの概念等紹介、実践。
■「エコな行動を選択してください!」と呼びかけるだけでは、なかなか賛同に結びつかないことから、実施することで燃費が良くなりガソリン代が浮く!など、お得感を演出することが重要です。

担当窓口

都道府県
青森県
地方公共団体名
青森市
部・課・担当係
環境部 環境政策課


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