【事業名称】平成29年度|和歌山県/有田川町
有田川COOL CHOICEプロジェクト
国民運動「COOL CHOICE」(賢い選択)を踏まえた事業の取組
自治体の紹介
有田川町は、平成18年に吉備町・金屋町・清水町が合併して誕生しました。
まちを代表する特産物として、全国的にも有名な有田みかんや近年欧州のシェフからも注目を集めているぶどう山椒など、生産量・品質ともに全国有数のブランド・味覚が豊富にあります。
また、昭和28年の紀州大水害までは旧3町内に12カ所程度の小水力発電所があり、エネルギーの自給自足を行っていました。
有田みかん
http://www.town.aridagawa.lg.jp/
事業の概要
事業実施に際して、首長の宣言として「既築住宅のエコ化」「クールビズ・ウォームビズの推進」「省エネ製品への買い換え促進」「COOL CHOICEの実践者育成を掲げています。そして、それらを本事業で達成するために
①女性を中心としたCOOL CHOICEイベントの実施
②エコ住宅化・省エネ機器買換促進チラシの作製
③はじめるCOOL CHOICE環境学習講座の実施
④公共交通機関利用促進チラシの作製
を柱として行いました。
①については、昨年度のイベントの参加者の比率が男性に偏っていたため、日頃の暮らしのヒントとなるようなCOOLCHOICE普及啓発イベントを開催し、女性参加者の集客を図りました。②については、環境学習の一環として次世代の実践者である子どもたちのCOOL CHOICEへの入口となるような講座を開催し、子どもはもちろん家庭への波及も目指しました。③、④についてはCOOL CHOICEの底辺の拡大を目指して、町内各世帯への公共交通機関利用促進チラシとエコ住宅化省エネ家電買換促進チラシを作製し、全世帯へ配布しました。
環境学習イベント
女性イベント
エコ住宅チラシ・公共交通チラシ
- 総事業費
- 1,098,287 円
- 補助金額
- 1,098,000 円
事業実施にあたって工夫した点
有田川町の住民とりわけ女性が自分事として、地球温暖化やCOOL CHOICEを捉える契機として、家電や照明、クールビズはもちろんのこと、実生活の食や農業などの分野でのCOOL CHOICEに触れるイベントを開催し、昨年度のイベントに比べて女性比率が増加し、新たな層へのCOOL CHOICE普及啓発を行うことができました。
また、新たな層という観点では、小学校中・高学年の子どもたちを対象として、電気自動車や地域に即した低炭素型照明などCOOL CHOICE普及啓発を主題とした環境学習講座を開催しました。講座の最後には子どもたちそれぞれの賢い選択を発表し、実感をともなった理解を子どもたちが得ることができたのではないかと考えています。
加えて、町の面積が広く、住民の集う場所が分散していることから、浸透を図るために町内全世帯にチラシ配布を行いました。公共交通機関利用促進チラシとエコ住宅化・省エネ機器買換促進チラシを作製・配布することで、COOL CHOICEの底辺の拡大を目指しました。複数件の問い合わせが役場にもあったことから、一定の成果があったのではないかと思います。
担当窓口
- 都道府県
- 和歌山県
- 地方公共団体名
- 有田川町
- 部・課・担当係
- 建設環境部・環境衛生課
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