【事業名称】平成29年度|奈良県/三郷町
平成29年度 COOL CHOICE普及啓発事業
国民運動「COOL CHOICE」(賢い選択)を踏まえた事業の取組
自治体の紹介
奈良県三郷町は、金剛生駒紀泉国定公園の美しい自然環境に恵まれ、しかも、大阪との交通の便もよい地理的条件もあって、多くの方が信貴山を中心に四季おりおりの自然を楽しみに訪れます。
人口約23,000人、8.8㎢の小さな町ながら、太陽光発電・街路灯や公共施設照明等のLED化・木質バイオマス等ごみの再資源化・ペレットボイラー・ガスコージェネレーションシステムの導入等、多様な地球温暖化対策に取り組んでいます。
また、地場産業である草履「ミサトっ子」を職員自ら着用し、町ならではのクールビズスタイルの提案や、サテライトオフィスによるシェアリングエコノミー、予約制乗合タクシーによるカーシェアなど、町の独自性を生かした、先進的な施策にも積極的に取り組んでいます。
龍田大社
http://www.town.sango.nara.jp/
事業の概要
三郷町で取り組んでいる地球温暖化対策事業をハンドブックにまとめ、住民一人ひとりが活動に参加できるように7事業に取り組みました。
①ミサトっ子着用によるクールビズ活動促進事業として、ふるさと納税寄付者にミサトっ子によるクールビズの啓発を実施。
②LED照明の買換促進事業として、図書館にLED入替を呼びかけるブースを設けクールチョイス促進リーダーが啓発活動を行うとともに、テーマ蔵書を設置。
③公共交通機関・カーシェアリングの利用促進として、予約制乗合タクシーに利用促進マグネットを貼付し、町内の公共交通をまとめたパンフレットの全戸配布を実施。
④シェアリングエコノミーにおけるサテライトオフィス利用促進事業として、セミナーを4回開催。
⑤小学校・中学校における環境教育事業として、小学4年生では総合学習の時間に、中学校では全校集会で環境教育授業を実施するとともに、生徒会自らクールチョイス宣言をし、学校全体で新たにリサイクルや節水に取り組みました。また、夏休みに自由参加で「自ら取組む『環境みらい名刺』作成イベント」を開催、環境取組み宣言を盛り込んだ名刺作りを体験。
⑥ふるさと美化運動及び⑦町民文化祭では、啓発ブースを設け、賛同署名活動を実施。
①~⑦の全ての取組みで、賛同者数は目標644人の約2倍1,269人になりました。
啓発ハンドブック
小学校環境教育
イベントブース
懸垂幕
- 総事業費
- 4,998,764 円
- 補助金額
- 4,998,000 円
事業実施にあたって工夫した点
町民が主導となり長期的に継続した取組みを行っていくことが重要となることから、地元NPOの方を「COOL CHOICE促進リーダー」に任命し育成しました。
「COOL CHOICE促進リーダー」には、今年度開催する各イベントでの広報や環境教育についてのセミナー開催等に携わる他、SNSでの情報発信も合わせて実施していただきました。
本事業で培ったノウハウを生かすことにより、次年度以降も町民が主導となり、継続して取組みができるものと期待しています。
担当窓口
- 都道府県
- 奈良県
- 地方公共団体名
- 三郷町
- 部・課・担当係
- 総務部・総務課
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