【事業名称】平成29年度|高知県/香美市
平成29年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金
(地方自治体と連携したCO2排出削減促進事業)
国民運動「COOL CHOICE」(賢い選択)を踏まえた事業の取組
- クールビズ
- ウォームビズ
- 省エネ機器の買い替え(LED他、省エネ機器への買換え促進)
- 照度適正化(照度調整、電灯の間引きなど)
- 交通公共機関の利用促進
- 低炭素物流の普及促進(宅配便再配達防止の普及促進など)
- エコ住宅の普及促進
自治体の紹介
香美市は、高知県の東北部に位置し、四国山地南嶺から高知平野に至る物部川中上流域にあり、面積は約538.22k㎡。約9割を森林が占めており、その多くは剣山国定公園、奥物部県立自然公園、龍河洞県立自然公園に指定されています。
温暖な気候を活かして水稲を中心に施設・露地園芸も盛んで、ゆず栽培では、ゆず玉の出荷量は日本一を誇っています。
高知市から近い距離にあり、鉄道ではJR高知駅から特急で15分の位置にあります。
また、高知龍馬空港から車で約15分、高知自動車道南国インターチェンジから約15分の時間距離にあり、交通の便に恵まれた環境にあります。
人口は、約2万6000人です。
龍河洞
http://www.city.kami.kochi.jp/
事業の概要
【香美市長宣言】香美市では次世代を担う子どもを中心とした「COOL CHOICE」の実践を通して、未来にわたって持続可能な低炭素社会の実現を目指します。 香美市長 法光院 晶一
【事業内容等】本年度は、香美市の小学4~6年生が昨年度作成したCOOL CHOICE副読本「Kami Kids! Let's COOL CHOICE」を活用し、授業を実施しました。
この副読本を学習の導入として、地球温暖化とCOOL CHOICEの関係を理解するための単元を設定し、COOL CHOICE行動が地球温暖化防止に寄与することを学習しました。
また、市内7校中の1校を拠点校とし、COOL CHOICEについて子どもが探究していくことを通して理解を深め、毎日の行動に円滑につながることを意図して、生活の中の「行動」を表す「買う」「住む」「食べる」「着る」「使う」「運ぶ」という6つの大きな単元で学習を進めていきました。
更に、拠点校では、学校のみの活動にとどまらず、自分たちの保護者をはじめ地域の方々にCOOL CHOICEを啓発し、そこから市内全体に啓発することをねらい学習を進めていきました。
本年度は学習の集大成とし、「COOL CHOICEフェスティバルin香美市」を開催し、拠点校児童を中心とした取組発表や隣接する他市の児童による取組発表、また市内の別の小学校の児童を含む児童によるポスターセッションや講師による講演によって啓発を行うとともに、来場者にCOOL CHOICE宣言の呼びかけを行いました。
市役所へ宣言所を設置したときの様子
「COOL CHOICEフェスティバル」
拠点校児童によるポスターセッションの様子
「COOL CHOICEフェスティバル」講演の様子
「COOL CHOICEフェスティバル」
拠点校児童による取組発表の様子
- 総事業費
- 5,000,000 円
- 補助金額
- 5,000,000 円
事業実施にあたって工夫した点
本年度は、拠点校の児童を中心に副読本「Kami Kids! Let's COOL CHOICE」から自分の課題を設定し、自分で仮説をたて、情報を収集し、実験・考察を行い、結果から自分の考えを地域や市内に啓発していくという探究的な学習を中心に取組を進めていきました。
自分たちの学習したCOOL CHOICEを広げていくために、まず自分たちが実践することを心がけ、自分たちが体験したことを中心に啓発することで、説得力を持たせるとともに、継続した活動につなげることをねらいとしました。
また、大人への啓発する機会をできるだけ多く設定するために、様々なコンクール等に応募するとともに、地域の量販店や市役所等に宣言所を設け、そこで自作のリーフレットを配布するようにしました。
そして、取組発表の場面を校内、地域、市内全域となるように数回プレゼンテーションを行うようにしました。
担当窓口
- 都道府県
- 高知県
- 地方公共団体名
- 香美市
- 部・課・担当係
- 教育委員会 教育振興課 学校教育班
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