【事業名称】平成29年度|高知県/高知市
地方公共団体と連携したCO2排出削減促進事業
国民運動「COOL CHOICE」(賢い選択)を踏まえた事業の取組
自治体の紹介
高知市は、高知県中央部に位置する中核都市で、北に四国山地、南に黒潮の暖流が巡る南国的な明るい都市です。
人口は337,190人(2015年国勢調査確定値)で、県人口の約46%を占めています。県庁所在地として、行政機関や商業施設等が集中しており、第3次産業に特化した産業構造が特徴的です。
日本有数の日照率を誇り年間雨量も多く、夏から秋にかけて台風が襲来します。市内中心部を清流鏡川が流れ、都市部には高度な都市機能が集約する一方、みどり豊かな中山間地域・田園地域もあり、これらがバランス良く調和したまちづくりを目指しています。
五台山から見下ろす高知市中心部の風景
http://www.city.kochi.kochi.jp/
事業の概要
高知市では、国民運動「COOL CHOICE」に賛同し、無理なくエコな生活スタイルに転換していくため、平成28年7月21日に『始めよう!KOCHIだからできる、COOLな暮らし宣言』を行いました。
高知で最も大きな祭典であるよさこい祭りを利用して、約12,000人からCOOL CHOICEの賛同を得るとともに、約60チーム、約6,000人の踊り子や観客の顔や体に「よさこい×COOL CHOICE」ロゴのタトゥシールを貼ってもらい一人一人が広告塔になってもらうことで、観客やメディア、SNS等を通じてCOOL CHOICEロゴマークを爆発的に広報しました。
以降、各月のテーマに沿ったイベントを市内各地で開催し、COOL CHOICEの具体的な取組について理解を深め、4つのイベントで合計787人の賛同を集めました。
また、COOL CHOICE啓発CMの制作・放送や,マスコミへの取材依頼、路面電車への広告掲載、SNSでの発信などにより「COOL CHOICE」の積極的な情報発信に努めました。
「よさこい×COOL CHOICE」ロゴシールを貼って踊ってもらいました
「エコカーで0円クッキング」商品にならないはね野菜などを電気自動車の電源で調理しました
「アジロ山で遊んで歌って省エネを学ぼう」自然の中で省エネクイズにチャレンジ!
- 総事業費
- 9,952,800 円
- 補助金額
- 9,922,000 円
事業実施にあたって工夫した点
・COOL CHOICEのロゴマークを知ってもらうため、よさこい祭りやCM放送、路面電車のジャック広告、商店街への大型吊り看板設置等により大胆な広報を行いました。
・すべてのイベントで、参加者に葉っぱのカードにエコ宣言を記入してもらい、段ボールでできた木(エコの木)に貼り付けてもらうことで、自分にできるエコを振り返り、行動変容につながるよう工夫しました。なお、エコの木はすべてのイベントでリレーし、すべてのイベントを一貫性のある継続した取組としました。
・各イベントでは、電気自動車や薪ストーブ等、COOL CHOICEに関連する製品について、民間事業者に展示の場を提供することで、会場で電源や熱源として使用する他、民間事業者に環境啓発を行ってもらいました。
・COOL CHOICEについて子どもにも分かりやすく伝えるため、環境省のCOOL CHOICEイメージキャラクター「君野イマ」「君野ミライ」の動画をイベント会場で放映しました。
・Facebookを活用し事業の成果を広報・拡散することで、参加者以外への啓発にもつなげました。
・地元新聞社やテレビ局などマスコミともタイアップし広報に努め、特にテレビ高知の番組『がんばれ高知!! eco応援団』では、各事業を環境の視点から特集を組んで大きく取り上げて放映してもらい、広く市民(県民)に広報することができました。
担当窓口
- 都道府県
- 高知県
- 地方公共団体名
- 高知市
- 部・課・担当係
- 環境部 新エネルギー推進課
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