【事業名称】平成29年度|青森県/青森市
地域と連携したCO2排出削減促進事業実施業務

国民運動「COOL CHOICE」(賢い選択)を踏まえた事業の取組


自治体の紹介

 青森市は、平成17年4月に旧青森市と旧浪岡町が合併し、平成18年10月に青森県内で初めて誕生した人口約30万人の中核市です。
 青森県のほぼ中央に位置しており、北部は陸奥湾に面し、東部と南部は奥羽山脈の一部をなす東岳山地から八甲田連峰に、西部は梵珠山を含む津軽山地から津軽平野へ連なるなど、雄大な自然に囲まれています。
 夏が短く冬が長い冷涼型の気候であり、特に冬は降雪量が多く、人口約30万人都市では世界でも有数の豪雪都市といわれています。
 また、824.61平方キロメートルに及ぶ広大な行政区域内には、県庁所在都市及び交通・行政・経済・文化の中心としての都市機能が集積しています。

陸奥湾から見た青森市

青森市ホームページ
http://www.city.aomori.aomori.jp/


事業の概要

 青森市は、冬期間の降雪日数、積雪量が多く気温も低いため、暖房器具は欠かせないものとなっています。特に灯油使用量は全国の中でも極めて高く、冬期間の暖房機器や灯油の使用量を減らすことは地球温暖化対策に効果的な取組であるため、ウォームビズに焦点をあて、市民への意識啓発を実施しました。
 本事業では、家庭で気軽に取り組める青森市ならではのウォームビズを紹介した「ウォームビズ実践ガイドブック」を作成し、関係各所へ掲示するとともにイベント等で配布しました。
 また、市内のフレンチレストランのシェフに家庭で簡単にできる「洋風おしゃれ鍋」を提案・実演してもらう鍋料理イベントを開催し、主催者の挨拶では市長から来場者に向けてウォームビズの実践を呼びかけました。
 さらに、地元プロバスケットボールチームと連携して主に小学生を対象にバスケットやチアダンスでプロ選手と一緒に体を動かすクリニックを実施し、みんなでひとつの場所に集まってあたたまるウォームシェアを推奨しました。
 さらには地元のテレビ局や地元新聞社と連携し、ウォームビズの取組紹介を放映・掲載し、広く市民に向けて普及に努めました。

鍋料理イベント「おウチ鍋でウォームシェア!」

地元プロバスケットチームとの連携「青森ワッツとウォームシェア!バスケットクリニック」

地元プロバスケットチームとの連携「青森ワッツとウォームシェア!チアクリニック」

地元プロバスケットチームとの連携「青森ワッツとウォームシェア!チアクリニック」集合写真


総事業費
7,098,000 円
補助金額
7,098,000 円

事業実施にあたって工夫した点

・「ウォームビズ実践ガイドブック」の作成にあたっては、地球温暖化対策に専門的な知識を持ち、青森市の市域特性を理解している青森市地球温暖化防止活動推進員や青森市地球温暖化防止活動推進センターに編集員を依頼し、ウォームビズが理解されやすい内容となるよう意見を頂きながら作成しました。
・「ウォームビズ実践ガイドブック」の配布や地元新聞への取組紹介記事など、幅広い年代に働きかけられるよう取組を実施しました。特に次世代を担う子どもたちが地球温暖化対策へ取り組んでいくことが効果的であるため、子ども向け新聞への取組紹介記事や地元スポーツチームと連携した小学生を対象としたクリニックなど、子どもたちを対象とした事業を実施しました。

担当窓口

都道府県
青森県
地方公共団体名
青森市
部・課・担当係
環境部環境政策課


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