【事業名称】平成29年度|広島県/広島市
地方公共団体と連携したCO2排出削減促進事業

国民運動「COOL CHOICE」(賢い選択)を踏まえた事業の取組


自治体の紹介

 広島市は、多島美を誇る瀬戸内海に面した、温暖で降水量が少ない「瀬戸内気候区」に属しており、また、市内には6本の美しい川が流れていることから、「水の都」とも呼ばれている人口約120万人の政令指定都市です。
 また、世界最初の被爆都市として、核兵器廃絶と世界恒久平和の実現を訴え続けていることで、世界的な知名度を有しています。
 現在、広島市は、地球温暖化の問題は、核兵器と同様に人類の生存を脅かすものであることから、平和への取組と同様に、この問題の解決にも貢献できるよう、取組を進めています。

原爆ドーム

広島市ホームページ
http://www.city.hiroshima.lg.jp/


事業の概要

 広島市では、市長が呼び掛け人となって、市民、事業者、行政等の代表で構成する「ひろしま低炭素まちづくり市民会議」(以下「市民会議」という。)を設立し、この市民会議を中心に本事業を展開しました。
 本事業では、市民、事業者等に「COOL CHOICE」の趣旨を理解してもらうとともに、「COOL CHOICE」を実践する市民、事業者等を増やしていくことを目的として、次の取組を行いました。

1 COOL CHOICEの情報発信
・ 市内有数の人通りが多い地点に設置されている大型映像装置等を使った啓発映像の放映や、既存の環境イベントへのブース出展等による啓発活動を行いました。
2 COOL CHOICEの推進
・ 市民会議の委員と連携して、新たな環境イベント「脱・温暖化!ひろしま2018」を開催し、基調講演や低炭素都市づくりの事例紹介、パネル展示等をとおして、「COOL CHOICE」の推進を図りました。
・ 「COOL CHOICE」の推進に資するキャッチフレーズの市民公募を行いました。
3 人材育成
・ 若い世代の地球温暖化問題に対する関心を高めるため、小学生向けの出前講座を実施するとともに、環境教育の担い手の拡充を図るため、大人向けの出前講座も実施しました。

松井一實広島市長が出演する啓発映像

広島東洋カープの野村祐輔投手が出演する啓発映像

環境イベント「脱・温暖化!ひろしま2018」の様子とイベントの新聞報道記事


総事業費
5,741,986 円
補助金額
5,741,000 円

事業実施にあたって工夫した点

 多くの市民が知っている広島三大プロ(広島東洋カープ、サンフレッチェ広島、広島交響楽団)を啓発映像に起用することで、地球温暖化問題に関心の低い市民層に対して周知啓発を図るよう工夫しました。
 また、今後、あらゆる機会において周知啓発を行うため、市長及び広島三大プロの選手・楽団員が「COOL CHOICE」の取組を呼び掛けるパネルや、イラストを多く用いた地球温暖化問題に関するパネル等を作成し、環境イベントにおいて、展示を行いました。
 パネルについては、市民が親しみを持ちやすい内容とすることで、幅広い市民層の地球温暖化問題に対する関心が高まるよう工夫し、イベントでは多くの来場者の目を引き付けることができました。

担当窓口

都道府県
広島県
地方公共団体名
広島市
部・課・担当係
環境局温暖化対策課


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