【事業名称】平成29年度|神奈川県/伊勢原市
伊勢原市民総ぐるみでCOOL CHOICE

国民運動「COOL CHOICE」(賢い選択)を踏まえた事業の取組


自治体の紹介

 伊勢原市は、大山を頂点に北西から南東へ傾斜する丘陵地とその南部に広がる平野部を有する多様な地形条件と雨が多く温暖な気候に支えられ、太古の昔から人々が暮らしてきました。
 人口は昭和から平成に入ってからも区画整理事業など都市基盤整備の推進により、順調に伸び続け、平成13年には人口10万人を突破しました。平成30年1月現在の伊勢原市の人口は102,143人となっています。
 伊勢原市の面積は55.56㎢で、そのうち約2割が市街化区域、8割が市街化調整区域となっており、農地、森林が約6割を占めていますが、農地の割合は減少傾向にあります。
 土地利用の大きな転換要因として、広域幹線道路の建設事業があります。広域幹線道路の建設、インターチェンジ付近の土地利用は、都市の活力や利便性に資するものとして期待が持たれています。
 伊勢原市を訪れる観光客は、年間191万人に達し、特に自然を求めて大山を訪れる人が半数以上を占めています。近年は、大山の紅葉ライトアップなどのイベントの効果や江戸時代に流行した山岳信仰の「大山詣り(ストーリー)」が日本遺産に認定されたことも相まって、登山人気の高まりを受け、観光客数が増加しています。

大山を望む

伊勢原市ホームページ
http://www.city.isehara.kanagawa.jp/


事業の概要

 伊勢原市は平成29年4月24日に市長が「COOL CHOICE」賛同宣言をして、環境市民団体や事業者と連携した各種の普及啓発事業を展開することにより、市民それぞれのライフスタイルの中で「賢い選択」のきっかけ作りを提供し、実践してもらうとともに「COOL CHOICE」への賛同を促しました。
 観光地である大山は、夏の山の日や秋の紅葉シーズンは多くの観光客で賑わい、駐車場待ちや折り返しの車で大渋滞となります。車の渋滞は山の自然を破壊し、大気汚染や悪臭といった状況を誘因すると同時に地球温暖化を促進することになります。
 そこで平成29年度は公共交通機関の利用促進、エコカーの普及促進やエコドライブの推進など車に関するイベント等を中心に普及啓発を実施しました。
 具体的には「大山での公共交通機関利用促進キャンペーン」、「バスのラッピングによる公共交通機関利用促進」、「市民向け、市職員向けエコドライブ講習会」、「伊勢原観光道灌まつりでのエコカーの普及促進」、「いせはらストップ温暖化展での普及促進」等です。
 また、「事業者向け地球温暖化セミナー」や平成29年度を「COOL CHOICE」行動元年としたキックオフイベントとして、「市民向け地球温暖化セミナー及び環境市民団体研究発表会」を開催するとともに、省エネ機器の買い替え促進を目的とした「エコ・クッキング」や「小学生向け環境学習」等も実施し、温室効果ガスの排出削減及び地球温暖化防止のための普及啓発を実施しました。

キックオフ!伊勢原市民総ぐるみでクールチョイス➀

キックオフ!伊勢原市民総ぐるみでクールチョイス②

道灌まつり➀

道灌まつり②


総事業費
5,001,746 円
補助金額
5,000,000 円

事業実施にあたって工夫した点

 各事業を実施するに当たって、温室効果ガスの排出削減や地球温暖化防止に関する市民の意識を確認するためのアンケート調査を実施しました。
 また、「大山での公共交通機関利用促進キャンペーン」や「市職員向けエコドライブ講習会」を実施し、市民だけでなく観光客や市職員等にも広く「COOL CHOICE」の賛同登録をお願いしました。

担当窓口

都道府県
神奈川県
地方公共団体名
伊勢原市
部・課・担当係
経済環境部環境対策課


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